ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2023.6.24 08:01日々の出来事

一般人にも火がついたか『愛子天皇論』

『愛子天皇論』が発売されて、まだ1週間しか経ってない
ことに驚いた。
どうやら「ゴー宣道場」の存在も知らない、それほど熱心な
わしの読者でもない一般人にまで『愛子天皇論』は普及
し始めたようだ。
しかも一人で何冊も買って、知人に送るという行為まで
出てきている。
『戦争論』のときにこういう現象があった。

だが、『戦争論』のときはSNSがなかったから、火がついた
のは数か月後からだった。
今回はSNSが普及した分、ブームになるのが速いかもしれ
ない。

「本の力を信じる」「本で時代を変える」とずっと言って
きたのだが、どうせ大口叩いているとしか思われなかった
だろう。
現に今もネトウヨは「本で変えられるもんか」と言って
いるらしい。

けれどもわしは出来ると信じ込んでいるのだから手が
つけられない。
それは昔よりは、最初からサポーターがいて、一緒に
戦ってくれるからである。

50年も漫画を描いてきて、その創作能力の蓄積は、大いに
役に立つし、昔より聡明になって、昔より戦略的になって、
昔より同志が多い。
昔より書店が減って、昔より本が売れない時代に突入した
のだけれど、それでもまだ本の力を信じられる。
『愛子天皇論』で変えてみせる!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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